CYLTIE.がなんか書く

なんか書きます。いろいろ書きたい。

「キマグレ☆テキトウ・アンサンブル→コミュニケーション」とは何だったのか

夏休みアレンジ祭2019に出した、「キマグレ☆テキトウ・アンサンブル→コミュニケーション」という曲についてあれこれ書きます。自分の曲を自分で解説するってクソにもほどがありますけど書かせてください(?)。 何かの参考にしたい方はどうぞ。

よくわかるMIDIデータはここからどうぞ 

 

 

・なんでこの曲作ったの

アレンジしてもらう企画で、こういうクソ音ゲーコア出したら楽しそうかなって……。

 

あと、こういうテイストの曲を長らくやってなかったような気もしたので、ちょうどいい機会だな~とか思ったので作りました。

完成して、そのメロディの音の多さに「これ初心者とか駆け出しの人に当たったらヤバいんじゃないのかな……」とか嫌なことを考えてしまって軽く引きましたが、締切も近かったしアレンジ祭のために作った曲だし夏だし……ってことで提出。普通に受理されたので「あ、マジすか」って顔になりました。音ゲーコアしか作ってなかったし許してほしい。

 

・メロディ回しあれこれそれ

どうも自分は、この手の曲のメロディを書くとき、あるモチーフを2、3回繰り返してすぐ別のモチーフを持ってくる、みたいなことをやりたがる性分らしく、そういったフレーズ回しが随所に散見されます。

 

イントロのメロ部分

イントロのメロ部分

イントロ後のAメロ

イントロ後のAメロ

Bメロ部分

Bメロ。すぐ別のモチーフを持ってくる。

サビの部分の真ん中らへん

サビの部分の真ん中らへん

サビのラスト

サビのラスト。こんなにメロディ鳴らさなくてもよくない?

繰り返しておけばキャッチーになるとでも思ってんのかこの人は。

 

意識してやってる部分もあるし、知らないうちになってる部分もあります。

どうしてもありきたりになりやすいので、何かしらの変化は欲しいなと思ったり思わなかったり。

 

あとメロディにハモリを入れるみたいなのは、もはや手癖みたいになってて、この辺は改善していかなきゃいけないなぁなんて思ってます。でもほら、音いっぱいあった方が聞いてて楽しいじゃん……(?)。

こういう楽しいと思える部分に関しては、大事にしていきたいなあと。

 

コードに関しては本当にシンプルで(というか凝ったコードを使えない)、ワンコードで進行させてるみたいな部分も多々あります。というかメロディでワチャワチャ動いてて、コードまで動かしたら、さすがに何がなんだかわからなくなりそうなので、これはこれでいいのかな~とも思ってます。安直と言われればそれまでですけど。

サビは恐らく456進行。どんなメロディ鳴らしてもエモになる気がするのでおススメ。

 

それ以外の裏の音に関しては本当に適当なので、参考にしないほうがいいです(本末転倒すぎ)。

 

・音作り周りあれこれそれ

シンセの部分はほぼほぼSylenth1で賄っていて、生楽器の部分はHalion SonicとXpand! 2を使ってます。XPand! 2は何気にベル系で好みの音が多く、きらきらさせたいときとかに、よくレイヤーさせたりして使ってます。

 

スパソはSaw波形に適宜DetuneとVoiceを調整してOTTをそれっぽくかけてます。自分はめんどくさがりなので、スパソのプリセットから持ってきてあれこれいじいじすることがよくあります。OTTは、倍音系のやつにそれっぽくかけてやるとすっきりするみたいです。

 

コードに使ったPadもSaw系の音でサイドチェインっぽい鳴り方をしているのですが、サイドチェインではなくシンセのLFOを使って鳴らしてます。4つ打ち主体でリズムを大きく変えるみたいなことしなければ、LFOを使うのが一番楽に済みそうです。

 

パーカス回りはVEC4が主。FXにはCubase付属のやつもよく使います。

スネアに使ったのはBlack Octopus SoundのBehemothというサンプルパックのやつなのですが、個人的にすごく好みの音が鳴っているのでおススメしておきます。

blackoctopus-sound.com

 

アタックが速くて強い系のスネアが欲しいってなったら、とりあえずこいつをあたってます。問題は、作ってる曲とピッチが絶妙にあわねぇ! みたいなことがまあまあ起こるので、そことどう向き合っていくか、みたいな部分を問われることです。自分は結局ゴリ押して使いますが。出音がよければなんでもいいんだよ。

 

また最近は、ドラムループのハイの部分だけ残してシャカシャカさせる、みたいなことが好きで、よくやってます。

これとか

 

こんなのとか

 

関係ない感じのアトモスフィア系の音をひっそりと鳴らす、みたいなこともやります。こういう細かい部分って意外と大事なのかもしれません。

 

これとか

 

こういうのとか。Drone系のサンプルをひっそり鳴らしたり。

 

ミックスに関してはマジでわからなくて、とりあえずキックを全面に出しておけばええやろwぐらいにしか考えてないので本当にどうしようもなくて困ってます。EQをもっとがっつり使っていくべきなのかもしれません。

 

あとそうだ、中盤のFX地帯は、Glitch2というプラグインをマスターにかけてMIDI制御してます。手軽にRetriggerとかかけられるんで良いです。安いし。

Illformed :: Glitch 2

 

また、スクラッチ音みたいなやつはUVI Scratch Machineってやつです。そのまんまかよ。スクラッチ音のサンプルみたいなのが割り当てられていて、鍵盤叩くだけでスクラッチ音が出せる的なやつです。

パターン組んでぶつ切りさせれば、BMSで皿曲作れんじゃねーかなーなんて目論んでたりするので、機会があったらやってみたいですね。個人的にこれも好きなプラグインです。

www.uvi.net

・キマグレな楽曲あれこれそれ

キマグレ☆というタイトルを冠している楽曲は、実はほかにもいくつか作っていて、大体これと同じようなテイストの曲があったりなかったりします。一貫してるテーマは「個性的」

 

僕自身「気まぐれ」という言葉自体結構好きなこともあり、今後もこういった曲を作っていけたらいいなぁなんて思います。いやもっと普通の曲を作っていったほうがいいのでは、とか思わなくもないですけど。音ゲーから離れろよ一回ぐらい!

 

・キマグレ☆インスピレーション

きっかけの曲。メロディのカットアップをやりたくて作りました。ちょっとブコアっぽい。

 

・キマグレ☆スターライトメロディ

星空EPという企画に出したもの。音数の多さが星空っぽくていいですね(?)。

リードギターが打ち込みにしては頑張ったと思う。確かHalion SonicのやつにCubase付属のアンプシミュかけてます。

 

・キマグレ☆テキトウ・ライフワーク

サンプリングハードコアをやりたかった。どういういきさつだったかは忘れましたが、ボカロで歌わせることになり、結果的にそれっぽくなった感じのやつ。個人的にかなり気にいってるので聞かれてほしい。

 

・キマグレ☆テキトウ・ミュージックメーカー

締切コンピA.I.という企画に出したやつ。企画発足から締め切りまで4日というクレイジーな企画でした。

どちらかというとお遊びというかMADみたいな曲ですが、ラストのFX地帯はうまくいったかな~って思ってます。楽しかった。

 

・もっと!キマグレ☆インスピレーション

「どうして私が美術科に!?」という漫画を読みながら作ったもの。雰囲気かなり影響を受けてます。どうびじゅコア。今回の曲も、これに近い感じでした。

 

ここまで書いてきたけど何も参考になる情報がない! 終わり!